ネット証券口座の選び方(新NISA向け)
新NISAでネット証券口座を選ぶ基準を、売買手数料・投信積立の最低額・クレカ積立/ポイントの3点から整理します。
✓ この記事でわかること
- ✓ 手数料・積立最低額・ポイント還元の3軸で比較する
- ✓ 口座開設からNISA積立設定までの手順を知る
- ✓ 口座を選ぶ前に確認しておきたい注意点を整理する
まずは結論:おすすめ3サービス
松井証券
1918年創業の老舗ネット証券。少額なら手数料無料、NISA口座は売買手数料0円。
現物手数料(26歳以上) 1日の約定代金合計50万円まで無料(2026年9月時点)SBI証券
ゼロ革命で国内株式手数料が実質0円。投信積立は100円から。
国内株式手数料 ゼロ革命でオンライン取引0円(条件あり、2026年9月時点)楽天証券
ゼロコースなら国内株式手数料0円。楽天カード決済でポイントも貯まる。
国内株式手数料(ゼロコース) 0円(2026年9月時点)用途別の早見表
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| とにかく売買手数料を抑えたい | 松井証券 | 1日の約定代金合計50万円まで現物株式手数料が無料、NISA口座は制度が続く限り売買手数料0円(2026年9月時点) |
| 投資信託を少額から試したい | SBI証券 | 投信積立は100円から、ゼロ革命でオンラインの国内株式売買手数料も0円(2026年9月時点) |
| 楽天カード・楽天ポイントを普段から使っている | 楽天証券 | ゼロコースなら国内株式の売買手数料は約定代金にかかわらず0円、楽天カード決済でポイントも貯まる(2026年9月時点) |
| クレカ積立の還元率を重視したい | 三菱UFJ eスマート証券 | 条件を満たすと三菱UFJカードのクレカ積立還元率が最大7.0%相当になる(2026年9月時点) |
4サービスの比較表
| サービス | 総合評価 | 売買手数料 | 投信積立の最低額 | クレカ積立/ポイント | 向いている人 | 公式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1松井証券 | 4.8 | 1日の約定代金合計50万円まで無料(26歳以上)、25歳以下・NISA口座は0円 | 100円から(1円単位) | JCBカード決済で還元率最大1.0%(条件あり) | 手数料を抑えつつ老舗の安心感も欲しい人 | 公式サイトを見る › |
| 2SBI証券 | 4.6 | ゼロ革命でオンラインの現物・信用取引とも0円(条件あり) | 100円から | 三井住友カード等、還元率0.5〜3.0%程度(カード種別・年間利用額による) | 取扱商品数や口座数の実績を重視する人 | 公式サイトを見る › |
| 3楽天証券 | 4.5 | ゼロコースなら約定代金にかかわらず0円 | 100円から | 楽天カード決済で還元率0.5〜2%(信託報酬・カード種別による) | 楽天ポイント・楽天カードを普段使いしている人 | 公式サイトを見る › |
| 4三菱UFJ eスマート証券 | 4.1 | NISA口座は0円、一般口座もSOR注文選択で原則0円 | 100円から(プレミアム積立) | 三菱UFJカード0.55〜1.1%、条件達成で最大7.0%相当。au PAYカードは最大2%相当 | クレカ積立の還元率を最優先したい人 | 公式サイトを見る › |
◎:おすすめ ○:十分 △:条件次第 料金・特典は公式サイトの最新情報をご確認ください。
おすすめランキング(詳細)
松井証券
1918年創業の老舗ネット証券。少額なら手数料無料、NISA口座は売買手数料0円。
- ✓ 1日の約定代金合計50万円まで現物株式の手数料が無料(26歳以上、2026年9月時点)
- ✓ 25歳以下は約定代金にかかわらず手数料無料(2026年9月時点)
- ✓ NISA口座は制度が続く限り、日本株・米国株・投資信託の売買手数料が0円(2026年9月時点)
松井証券は現物株式の手数料を「ボックスレート」で計算し、1日の約定代金合計が50万円までなら手数料が無料です(26歳以上、2026年9月時点)。25歳以下は約定代金にかかわらず手数料が無料になります(2026年9月時点)。NISA口座では制度が続く限り、日本株・米国株・投資信託の売買手数料が0円です(2026年9月時点)。投資信託の積立は100円から1円単位で設定でき、積立日は毎月・毎週・毎日から選べます(2026年9月時点)。クレカ積立はJCBカード決済に対応し、ポイント還元率は最大1.0%(そのカードで毎月5万円以上の利用がある場合、2026年9月時点)です。
- 少額取引なら手数料が無料になりやすい
- NISA口座の売買手数料が0円
- 投信積立が100円から1円単位で設定できる
- 1日の約定代金が50万円を超えると段階的に手数料がかかる(26歳以上)
- クレカ積立はJCBカードのみ対応
- 現物手数料(26歳以上)
- 1日の約定代金合計50万円まで無料(2026年9月時点)
- 投信積立最低額
- 100円から1円単位(2026年9月時点)
- クレカ積立還元率
- 最大1.0%(JCBカード、条件あり、2026年9月時点)
キャンペーンNISA口座は制度が続く限り売買手数料0円(2026年9月時点)
✦ 少額なら手数料無料・NISA口座は売買手数料0円
SBI証券
ゼロ革命で国内株式手数料が実質0円。投信積立は100円から。
- ✓ ゼロ革命によりオンラインの国内株式現物・信用取引手数料が無料(条件あり、2026年9月時点)
- ✓ 投資信託の積立買付は100円から可能(2026年9月時点)
- ✓ クレカ積立の上限は月10万円、対応カードは複数用意(2026年9月時点)
SBI証券は「ゼロ革命」により、インターネットコースかつ電子交付サービスを利用している場合、国内株式のオンライン現物取引・信用取引の手数料が無料になります(2026年9月時点)。投資信託の積立買付サービスは、対象ファンドを100円から定期的に購入できます(一部ファンドは1,000円以上など別条件、2026年9月時点)。クレカ積立は三井住友カードなど複数カードに対応し、還元率はカードの種類や年間のカード利用額によって0.5〜3.0%程度の幅があります(2026年9月時点)。積立金額はクレカ積立分を含め月10万円まで設定できます(2026年9月時点)。
✦ ゼロ革命で国内株式手数料が実質0円
楽天証券
ゼロコースなら国内株式手数料0円。楽天カード決済でポイントも貯まる。
- ✓ ゼロコースを選べば国内株式現物取引の手数料は約定代金にかかわらず0円(2026年9月時点)
- ✓ 投信積立は月100円から設定できる(2026年9月時点)
- ✓ 楽天カード決済のクレカ積立はファンドの信託報酬とカード種別で還元率が変わる(2026年9月時点)
楽天証券は2023年10月開始の「ゼロコース」を選択すると、国内株式の現物取引手数料が約定代金にかかわらず0円になります(2026年9月時点)。投資信託の積立は月100円から設定でき、毎月決まった日に自動で買い付けます(2026年9月時点)。楽天カード決済によるクレカ積立のポイント還元率は、ファンドの代行手数料(信託報酬の一部)が年率0.4%以上か未満かと、カードの種類によって0.5〜2%の幅があります(2026年9月時点)。ゼロコースを選んだ国内株式取引自体はポイント還元の対象外です(2026年9月時点)。
✦ ゼロコースで国内株式手数料0円
三菱UFJ eスマート証券
旧auカブコム証券。NISA口座は手数料0円、クレカ積立の還元率は条件次第で最大7.0%相当(2026年9月時点)。
- ✓ NISA口座は国内株式・米国株式・投資信託とも売買手数料が0円(2026年9月時点)
- ✓ 一般口座もSOR注文を選択すれば国内現物株式の手数料が原則無料(一部例外あり、2026年9月時点)
- ✓ 投信積立(プレミアム積立)は100円から1円単位で設定可能(2026年9月時点)
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)は、NISA口座内であれば国内株式・単元未満株・米国株式・投資信託の売買手数料がすべて0円です(2026年9月時点)。一般口座でもSOR(複数市場から有利な価格を自動選択する注文方式)を選択すれば国内現物株式の手数料が原則無料になりますが、地方取引所の銘柄などは対象外です(2026年9月時点)。投資信託の積立(プレミアム積立)は月100円以上1円単位から設定でき、三菱UFJカードまたはau PAYカードでの決済に対応します(2026年9月時点)。クレカ積立の還元率は三菱UFJカードが0.55%、ゴールド・プラチナカードが1.1%で、エントリーと条件達成により最大7.0%相当まで上がります。au PAYカードは最大2%相当です(2026年9月時点)。
✦ NISA口座は手数料0円・クレカ積立は条件次第で高還元
新NISAで口座を選ぶときの考え方
新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠を1つの口座でまとめて使える制度です。どの証券会社で口座を開いても、投資できる商品にかかる税制優遇そのものは同じですが、売買手数料、投資信託の積立に必要な最低金額、クレジットカード決済による積立(クレカ積立)のポイント還元率は証券会社ごとに異なります。特にクレカ積立の還元率は毎月の積立を長期間続けるほど差が積み重なるため、最初にどの口座で運用を始めるかが、数年〜数十年単位のコストに影響します。口座を比較する前に、複利計算ツールで毎月の積立額と運用期間から将来の資産額を試算し、家計に無理のない金額を決めておくと、証券会社選びで手数料や還元率の差にも目が向きやすくなります。特典やキャンペーンの内容は変わりやすいため、口座開設を検討する時点の最新の案内を各社サイトで見ておく習慣も大切です。また、証券会社は一度口座を開くと、投資信託の残高や取引履歴もその口座に蓄積されていくため、途中で乗り換えると移管の手間がかかります。最初にある程度比較してから決めるほうが、長い目で見て手間を減らせます。
比較の軸
この記事では「売買手数料」「投信積立の最低額」「クレカ積立/ポイント」「向いている人」の4つの軸で比較します。売買手数料は主に国内株式の現物取引にかかる費用で、約定代金や口座区分(NISA口座か課税口座か)によって条件付きで無料になる証券会社が増えています。投信積立の最低額は、初めて投資する人が少額からリスクを抑えて試すときの目安になります。クレカ積立は投資信託の積立をクレジットカードで決済し、決済額に応じたポイントを受け取れる仕組みで、還元率はカードの種類、年間のカード利用額、積み立てるファンドの信託報酬などの条件によって幅があります。手数料が0円でも、還元率の高いカードには年会費や利用条件が設定されている場合があるため、家計の使い方に合うかどうかもあわせて確認します。取扱商品の数や、単元未満株(1株単位)の売買に対応しているかどうかも、少額から幅広い銘柄を試したい人には比較材料になります。
口座開設から積立設定までの手順
1. 比較した証券会社を選び、公式サイトからオンラインで口座開設を申し込みます。本人確認書類とマイナンバー確認書類の提出が必要です。2. 総合口座の開設と同時に、NISA口座の開設も申し込みます。税務署の確認が入るため、口座開設までに数日から数週間かかることがあります。3. 入金方法(銀行引き落とし、証券口座への振込、クレジットカード決済など)を選びます。4. 投資信託や株式を選び、積立の金額・頻度・引き落とし日を設定します。少額から始めて、家計に慣れてきたら金額を見直す方法も選べます。5. 積立を始めた後は、月給から手取り計算ツールで毎月の手取り額と家計の余力を確認しながら、無理のない範囲で積立額を調整します。証券会社によっては、ボーナス月だけ増額する設定にも対応しています。積立を始めた後にNISA口座の非課税枠を使い切りたい場合は、年間投資枠と生涯投資枠の上限を確認しながら、成長投資枠とつみたて投資枠のバランスを調整します。
よくある質問
QQ. 複数の証券会社でNISA口座を持てますか?
A. NISA口座は1人につき1金融機関でしか持てません。1年単位で金融機関を変更する手続きはできますが、同じ年に複数の金融機関でNISA口座を同時に保有することはできません。
QQ. 積立額はあとから変更できますか?
A. 多くの証券会社では、積立金額や積立対象の商品をいつでも変更・停止できます。証券会社によってはボーナス月だけ増額する設定や、複数の商品を組み合わせたポートフォリオ積立にも対応しています。
QQ. NISA以外で得た利益にも税金はかかりますか?
A. NISA口座内で得た利益は非課税ですが、特定口座・一般口座での配当金や売却益は課税対象です。懸賞金や満期保険金などの一時所得を受け取る予定がある場合や、退職金の受け取りとあわせて資金計画を立てたい場合は、一時所得の計算や退職金の税金計算ツールもあわせて確認すると、NISAに回せる金額の見通しを立てやすくなります。
QQ. 手数料や還元率は今後も変わりませんか?
A. 証券会社の手数料体系やキャンペーン、クレカ積立の還元率は改定されることがあります。口座を開く前だけでなく、開設後も公式サイトのお知らせを定期的に確認すると安心です。
関連書籍・用品(Amazon)
Amazonのアソシエイトとして、サクッとツールは適格販売により収入を得ています。
まとめ:手数料・積立最低額・ポイントの3点で選ぶ
売買手数料を最優先するなら松井証券かゼロコース/ゼロ革命を使う楽天証券・SBI証券、クレカ積立の還元率を重視するなら三菱UFJ eスマート証券が候補になります。100円という少額から試せる点はどの証券会社も共通なので、まずは少額の積立設定から始め、家計の余力を見ながら金額を調整する方法もあります。